「く……薬…を……」 俺が声をあげるまでもなく、女は全裸のまま薬を取りに毛布をはぐ。 俺は大きく深呼吸を続けながら、それを待つ以外なかった。 しかし、 戻った女は笑っていた。 その手には、逆さまにつまんだ薬袋を振りながら。 何故? ゆうに一週間分は余裕があったハズだ。 それほどの回数、発作を起こした記憶もない。