三度、死体は笑う



それから何日かして、隣で眠る女の顔に冷や汗をかきながら目を醒ました夜。


あの忘れたフリを続けていた夢の断片を思い出した。




確か……、
母親に話し掛けるとき、誰かの名前を云っていた。



「…りちゃんのなかにあくまがいる」


最初がよく聞き取れない。