今日から新学期。
登校は、もちろんか、か、彼氏と一緒だ。
「待ったか?」
「いえいえ、全く」
「じゃ、行くぞ」
「はいっ」
ふたり、肩を並べて歩き出す。
登校は家の前で待ち合わせ、というか、智徳さんが来るまで待つことにした。
実は、智徳さんの家である雪村荘はウチとは逆方向だ。
学校へ行くには、ウチを通ると遠回りになる。
それどころか、普通に行くならまず、わたしと通学路が重なることはまずない。
なのに、わたしは彼と出会った日からほぼ毎日、彼と登校していた。
つまり、最初からわたしは彼にストーキングされていたということになる。
偶然を装いながらも、わたしに近づいてきていたのだ。
そのことに気づいたのは、3日前の仏滅の夜だった。
登校は、もちろんか、か、彼氏と一緒だ。
「待ったか?」
「いえいえ、全く」
「じゃ、行くぞ」
「はいっ」
ふたり、肩を並べて歩き出す。
登校は家の前で待ち合わせ、というか、智徳さんが来るまで待つことにした。
実は、智徳さんの家である雪村荘はウチとは逆方向だ。
学校へ行くには、ウチを通ると遠回りになる。
それどころか、普通に行くならまず、わたしと通学路が重なることはまずない。
なのに、わたしは彼と出会った日からほぼ毎日、彼と登校していた。
つまり、最初からわたしは彼にストーキングされていたということになる。
偶然を装いながらも、わたしに近づいてきていたのだ。
そのことに気づいたのは、3日前の仏滅の夜だった。