「使用期限……」
ボソッと愛川がつぶやいた。
……使用期限?
「なんの使用期限だよ。つーか、いきなり話変えんなよ」
さっきまでニコニコ……ニヤニヤしていた愛川が真面目な顔になっている。
「話は変わってねぇって。よく、恋人って“賞味期限”とかに例えられるじゃん?
剛志くんの場合は“使用期限”だな、って思って」
よく響く愛川の声は心地よく僕の鼓膜を刺激している。
ふ~ん。恋人って賞味期限に例えられるんだ?
じゃあ、僕達には“賞味期限”って言葉、存在しないな。
“使用”という言葉の方が合ってる。
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