そのスピードは新幹線並。 なんでこんなにボーっとしているか分からない……というわけではなく、原因は分かってる。 文香の違和感のことばかり考えてる、これが原因。 ペットショップの近くにある自販機で、文香の口からこぼれた言葉と流れた涙。 それ以外は違和感なんてなかった。 あの後 いつものように笑っていた、文香。 いつものようにタケを抱きしめていた、文香。 いつものように僕のカラダを求めてきた、文香。 ……いつものように文香を抱いた、僕。