僕のカラダの『使用期限』



僕がよろけた間に文香は、缶に入った飲み物が並んでいる列の左端のボタンを押した。


出てきたのは……果汁グミのピーチ味。


いや、グミとかいらないんですけど。


「なんで文香が押すんだよ。ミルクティーが飲みたかったのに」


これは本音。


男にミルクティーは似合わない、とか言わないでよ?


ミルクティーは僕が1番好きな飲み物なんだから。


そんなことを文香に向かって言いながらポケットに果汁グミを入れる。


彼女は耳の後ろに、缶を持っている手を置いた。


「ミルク……ティー」