後ろを向くと僕より少し背が高い、見たことがない男が1人立っていた。 切れ長の目にキリッと上がった眉、上唇より少し薄い下唇。 誰?誰?誰? “剛志くん”って言われたけど、僕この人知らないよ。 ここのペットショップは、犬だけじゃなく、インコやフクロウなどの鳥類もいるみたい。 正直、犬より鳥の鳴き声がうるさい。 「同じクラスの愛川!俺の顔に見覚えねぇか?」 鳥の鳴き声がうるさい空間なのに、男の低い声はよく響いて、しっかりと耳まで届く。