……ちょっと言い過ぎた? って、僕が悪いかも、って考えてるのが僕らしくない。 僕は思ったことを言っただけ。 「ユキくんと行きたかったな……」 ……! 思わず黒いテーブルから顔を上げた。 それ言うなよ。 なんか、行かなきゃいけないかも、って思っちゃうじゃん。 文香は耳の後ろに右手を置いて、窓に向いて吠えているタケを呼んだ。 呼ばれたタケはテクテクと歩いて文香の隣に座り、彼女は座ったタケを抱き上げる。