「朝さ、文香に話しかけた時に僕の近くにいた女がいただろ?」 「え?……あ、うん」 タケを撫でてない手を耳の後ろに置く文香。 やっぱり、耳の後ろに手を置くのは彼女のクセ。 「ああいう女みたいにキャンキャンうるさいイメージがあって嫌いなだけ。特に小型犬はそんなイメージがあってさ」 セックスは好き。 でも女という生き物が好きなわけではない。 むしろ、嫌い。 うるさくて、めんどくさくて、しつこい。 だから……彼女なんてイラナイんだよ。