文香の部屋は、玄関から見えた薄いベージュの階段を上った2階にあるらしい。 タケは、文香の腕の中から逃げると、小さい体でピョンピョンと階段を上っていった。 チワワって小さいくせに結構すごいな。 あんな小さい体で階段ピョンピョンだもんな、ピョンピョン。 って、どこかのおばあちゃんみたいな口調になっちゃったよ。 僕達もタケを追うように階段に片足ずつ置き、1段1段上っていく。 階段を上りきると、ドアが手前と奥に2つあった。 タケは奥のドアの前で、僕達を見ながら座っていた。