僕のカラダの『使用期限』



ここが文香の家?


黒髪の文香から想像が出来ないくらい色がついた家。


なんか見ていて面白い。


文香に対しての感情に似ているかな?


「ユキくん?どうしたの?」


周りに花が並ぶドアの前に立って手招きする文香。


「いや別に。なんか楽しいな、って思って」


この家もだけど、文香がね。




ぬるい風に、並べられた花が揺れ、花に囲まれた文香がドアを開けた。