うわ~。すごい。 文香とつき合っている今、あの犬を見つけることが出来るなんて。 偶然見かけたことに、1人心の中で喜んでいると 「ユキくん、早いね。もしかして待った?」 僕の彼女が、近くに来た。 いかにも“女の子”って服装で。 「大丈夫。はい、これ」 僕はフタを緩めていないペットボトルを彼女に渡す。 「ありがとう」 ニコッと歯を軽く出して笑い、ミルクティーのペットボトルを受け取る彼女。 ――僕達は 気持ちが重なった日から、7日経った日に 初めて気持ちが重なったセックスをした。