聴いたことあるような、ないような……女の声。 肩にのせられる手。 それも、スラリとキレイな“女”の手。 「剛志のくせに、文香と上手くいったんだ~。ニヤニヤして……。変わったね」 僕の名前を知っている? なんで、と疑問を抱えて後ろを振り向いた。 ……! 僕の後ろにいたのは恋人らしき男と女。 いや、驚いたのはカップルがそこにいたからじゃなくて――2人とも見たことがあった顔だったから。 「やっぱり、“恋”だったんだ。あたしが言った通りだったでしょ?」