文香の温もりを全身で感じていると、いきなり、教室と廊下を区切っている窓が派手に開いた。
ガラッという音を聴いた時、ここが学校なのを思い出した。
どちらから、とかではないけど、離れる僕達の体。
開けられた窓から、パチパチと拍手の音が聴こえる。
「今さっき抱き合ってたよな!見ちゃった!上手くいって安心した」
聴いたことがあるやつの声も、拍手と一緒に廊下に響いた。
顔が熱帯びてくるのが分かる。
多分、今の僕の顔は真っ赤だ。
「愛川うるさい!バカのくせに!もしかして、さっきの全部見たとか!?」
メニュー