文香の気持ちと、僕の手を握っている暖かい彼女の手が、すごく愛しい。 今までセックスで埋めれなかった心の空虚感が埋まっていく。 満たされていく。 つい、ここが学校だということを忘れて、文香の背中に手を回して抱きしめてしまった。 「ユキくん……私、抱きしめられるのは……っ」 文香が抱きしめられるのが嫌なのは知っている。 離れる瞬間が不安になるのは知っている。 だけど 「……離さないから許してくれよ。僕は、愛川の兄ちゃんみたいに離れていかないから」