……? 一瞬、文香が言ったことの意味が分からなかった。 タケの名前は、タケユキからとったものってこと? 僕が、タケの名前の由来? ――ビックリするのはこれだけじゃなかった。 「“タケ”に、名前を変えてからは、今までハルを呼ぶ度にリュウくんを思い出すのと同じように、タケの名前を呼ぶ度に……ユキくんばかり頭の中に浮かんで来て……」 ――次に文香の口から出てきた言葉を聞いた時、彼女がこの話をした意味を、僕は理解した。 「いつの間にか意識するようになっていた。好き……になっていた」