僕のカラダの『使用期限』



女は眉間にシワを寄せて少しだけ口を開き、「あー」と呆れたような声を出した。


「睨むとか意味分かんない。あの子に飽きたら、どうせあたしとしたくなるんだから……」


女は舌打ちをし、教室の後ろの黒板にいる男の集団に媚びを売りに席から離れた。


媚びる相手いくらでもいるじゃん。


なんで僕に近づくかな。


……っても、確かに文香に飽きたらあの女とヤルかも。


僕その辺テキトーだから。


毎日1人相手がいればいい。


飽きるまで……。