とにかく背中が痛い。


「おはよ~!なぁ、聞いてくれよ~。昨日早速、買ったロープでミーと遊んだんだ。すっげぇ喜んでた!」


背中は痛いけど、朝から元気な愛川を見て、落ち込んでいた気分が少しだけ楽になる。


「それは、よかったな」


普通に話している自分がいる。


愛川って不思議なやつだ。



背中にへばりついている愛川をどかして、窓から空が見える自分の席に座った。


今日の空は、所々雲があるけど太陽はしっかりと輝いている。


窓の外をしばらく見ていると、愛川が僕の目の前にある机にドカッと乗っかってアグラをかいた。