……~っ。
知ってる。
知ってるけど……
「ユキくんのカラダさえあればいい!」
……言わないで。
言わないでよ。
「抱いてくれるだけでいいの!それ以外いらない!」
――好き、って言えなくなってしまうから。
……っ。
「……シャワーかして」
そばにいる方法は、抱く、しかないってことだろ。
僕の気持ちがイラナイってことは。
文香は眉を八の字にして、暑いのに唇を震わせた。
「抱いてくれるの?」
――抱きしめるのはダメなんだろ?
「うん……。抱いてあげる」
嫌だ、僕を見てよ。
“カラダ”じゃなくて“僕”を愛して?


