僕のカラダの『使用期限』



僕さっきからおかしいぞ。


さっさと文香に聞けよ!


「あのさ、なんで僕なの?」

「え?」

「なんで僕をカタチだけの彼氏にしようと思ったの?」


――それがよく分からなかったんだ。


僕には、よくない……というか意味分かんない噂がある。


今まで近づいてきた女は文香とは違うタイプのやつばかり。


受け入れる、じゃなくて、求める女ばかり。


“女の子”というより“女”ばかり僕の近くにきていた。


だから謎で仕方ないんだ。


「僕を選んだ理由は?」