僕のカラダの『使用期限』



慌てて耳の裏から手を離す文香。


でも、またすぐに耳元に移動してしまう手。


多分、無意識なんだと思う。


耳に触ったら文香は嫌がるから、耳に触れないようにして手をそっと握って耳元から離した。


「ユキくん……」


文香はどんな言葉が返ってくるのを願っているんだろう?


いつも、必死になって“抱いて”と言う姿は全然“軽い女”に見えない。


“可愛い女の子”。


僕は、そんな文香が好きだし。


なんでいきなりそんなことを聞いてくるの?


「文香は“軽い女”じゃないよ」