いきなり僕が来てビックリしてるのかな?


言葉がカタコト。


別にそこはいいけど、困るのは文香の質問。


タケとどこで会ったか、って聞かれて“女の家の前で会いました”なんて言えない。



答え方に迷っていると、文香がしゃがんで床をトントンと軽く指で叩いた。


「タケ、おいで」


タケは嬉しそうに彼女に向かって走る。


文香の足元までくると、腹を天井に向けて足を開いた。


……あっ!


「タケってメスだったんだ!」


足と足の間にオスの“モノ”がない。