僕のカラダの『使用期限』



あぁ、そうだ。


こんなところで座ってる場合じゃないんだった。


文香の家に行かなくちゃ。


[ワンワン]

「うるさいな。早く行けばいいんだろ?」


……うわっ。僕、犬に向かって何言ってるんだろ。


ださっ。



色々な独り言を心の中でつぶやきながら、僕は立ち上がって文香の家が見える方向に向かって足を前に出した。


タケは小さい歩幅で僕の隣を歩く。


――本当に文香に似てるな、タケは。