僕のカラダの『使用期限』



[ワン、ワンワン]


……!


自分の足元から犬の声が聴こえた。


昨日ペットショップでキレイにしてもらったクリーム色の小さい犬の声。


「タケ……?」


足元に視線を落とすと、ミニーマ〇スがプリントされているピンク色の服を着たタケがいた。


首輪につけられた赤いリードの輪になっているところは地面に引きずられている。


あれ?文香は?


「もしかして、はぐれたの?」


“おすわり”の体勢で、舌を出して小刻みに呼吸するタケ。


僕を見つけて走ってきたのかな?