恋?
僕が文香に対して持っている感情は“恋愛感情”っていうやつなの?
「僕は文香が好き……?」
僕は、文香に恋してる?
女は僕の手首をつかんでドアを開ける。
ドアが開くと、紫色の壁の家……文香の家が1番に見つけた。
トクンと心地よい心臓の音が耳につく。
文香の家から少し視線を上に移すと青い空。
やっぱり雲1つないけれど、学校にいた時より太陽が少しずつ低くなっているから、真っ青とは言えない。
「好きなのは分かったから、帰って。今の剛志つまんないから」
“好きなのは分かったから”
――僕は文香が好き、なんだ。


