達郎は何度もうなずきながら腕組みをした。
そして無言のまま最後の容疑者の写真に目をやった。
河村司はギター担当。
前の2人に比べると線が細く、大人しそうな印象を受ける。
事件のあった夜は自宅のアパートでゴロゴロしていたそうだ。
「彼とメッセージの関係は?」
「被害者とは幼馴染みだそうで、普段から『つかさ』と下の名前で呼ばれてたらしい」
「被害者とのトラブルは?」
「先にあげた2人との揉め事が起こると、いつも間に入って仲裁役をやってたそうだ」
「堪忍袋の緒が切れたという事ですか」
「そうなるかな」
「ふぅん…」
達郎は唇を少しだけ尖らせた。
考えが煮詰まった時に、必ずやる仕草だ。
まぁ容疑者が3人ともダイイング・メッセージに該当するのだから無理もない。
「最初が『つ』なんですよね…」
血文字の写真を眺めながらつぶやく。
「あ…」
「どうした達郎くん!」
警部が身を乗り出した。
そして無言のまま最後の容疑者の写真に目をやった。
河村司はギター担当。
前の2人に比べると線が細く、大人しそうな印象を受ける。
事件のあった夜は自宅のアパートでゴロゴロしていたそうだ。
「彼とメッセージの関係は?」
「被害者とは幼馴染みだそうで、普段から『つかさ』と下の名前で呼ばれてたらしい」
「被害者とのトラブルは?」
「先にあげた2人との揉め事が起こると、いつも間に入って仲裁役をやってたそうだ」
「堪忍袋の緒が切れたという事ですか」
「そうなるかな」
「ふぅん…」
達郎は唇を少しだけ尖らせた。
考えが煮詰まった時に、必ずやる仕草だ。
まぁ容疑者が3人ともダイイング・メッセージに該当するのだから無理もない。
「最初が『つ』なんですよね…」
血文字の写真を眺めながらつぶやく。
「あ…」
「どうした達郎くん!」
警部が身を乗り出した。