ぎゅっと固く目を閉じたその瞬間 あたしの手に、何かが触れた。 温かくて… 優しくて… 震えるこの手をそっと包む、大きな彼の掌。 確かに感じた、彼の温もり。 確かに感じた、彼の気持ち。 “私を信じて下さい” 手の繋がりはあまりに脆く、ふたりは引き離されていく。 止まった世界は再び動き始め 一瞬の夢からあたしは目を覚ました。