「…好き…かも」



「かも?」

「…うん」

「かもとかじゃなくて、好きだって言ってよ?」

「…好き?」

「まだ疑問形じゃん。でもいいよ。今は好きが1でも後で100になれば満足だから。100になるまで僕が舞ちゃんの好きの部分を埋めてあげる」

埋めてあげるか…

修平が言うと本当に埋めてくれそうな気がする。

「…うん。でも1じゃなくて5は好きだよ?」

そう答えると引き寄せられ笑いながら意地っ張りと言われ反論しようとすると急に真面目な口調になった。



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