【完】††Rising††


この調子を保ち



最後は美恵の作詞の曲である『アルビレオ』に入る。



このバラードの礼治のベース



この歌詞の気持ちみたいに切なく泣いてるようで好きだ。



そんな風に思いながら



俺は、音に体を委ね、ただビートを刻んだ。



この歌で、ドラム音が他の音に勝ってしまってはいけない。



ボーカル、二つのギター、ベース



この音をつなぎ止める。



そんな気持ちで



ただ、優しく打ち込んだ…。