リハが済むと寄ってきたのは
ドラムのK。
「あんた、幸久さんの息子なんだって?」
「…無駄口叩いてないで、さっさとメイクしてきたらどうっすか?」
俺はKに向かって得意の睨みを利かす。
「うわぁっ怖い怖い!太一君、そんなに怒らないでよ。」
Kはふんわりした印象の笑顔で俺に言った。
大人の色香漂うって感じ。
だけど、品定めしているときのこいつの瞳は
なんだか、無性に腹が立った。
この笑顔はきっとかりそめの笑顔なんだ。
ドラムのK。
「あんた、幸久さんの息子なんだって?」
「…無駄口叩いてないで、さっさとメイクしてきたらどうっすか?」
俺はKに向かって得意の睨みを利かす。
「うわぁっ怖い怖い!太一君、そんなに怒らないでよ。」
Kはふんわりした印象の笑顔で俺に言った。
大人の色香漂うって感じ。
だけど、品定めしているときのこいつの瞳は
なんだか、無性に腹が立った。
この笑顔はきっとかりそめの笑顔なんだ。



