【完】††Rising††

「それ、美恵、手作り。」



「おわっ!?礼治か…。」



気配に気付かず突然近くにいた礼治に驚きつつ



美恵の手作りだというピアスを触った。



「行こ。出番。」



「おう!」



俺は使い慣れた太い黒のスティックを握り、入口の龍治と美恵に駆け寄る。



「おっしゃ!豪雨より、暴れてやろうぜっ」



龍治の赤毛から覗く眩しい笑顔を太陽のわりに



俺達は雨空へ飛び出した。












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