俺は白状し、三人に隠すことなく話した。 「ゴメン…ライブ前に言うことじゃねぇよな。」 俺が謝罪するが沈黙を貫く三人。 そんな雰囲気を破ったのは、美恵だった。 「凄いじゃんハイジ!何で隠すかな〜っ」 反応が予想外の物でびっくりしていると。 「迷う必要なんか、ないじゃんかよ〜!!」 と、龍治が髪の毛をぐしゃぐしゃにしてきた。 「気を遣うこと、ない。」 礼治はその長い指先で俺にデコピンをする。 目線を上げるとふんわりした穏やかな顔の三人がいた。