【完】††Rising††

「まぁ、嗜む程度にね!」



順平はピースしながら言った。



コイツ、笑顔で嘘ついたぞ。



嘘つきマシーンパート2が現れたぞっ



まぁ、親父には敵わないがな。



「よぉ〜し!私はドラム頑張るわよっ」



美恵は気合い十分で俺がこっそり貸したスティックを振り回す。



「やる気になっても、お前下手くそだからな〜」



「煩い!ハイジムカつく!」



あ、機嫌損ねた。



「そんなに怒るなよ〜後でジュース奢るから。」



俺がそう言うと笑顔になる美恵。



単純で可愛い奴。