【完】††Rising††

「佐々原さんみたいな子にぃ、馬鹿にされたくないんだけど〜?」



あぁ、マジ苛々してきた。



「あのさぁ…。」



「ハイジも言ってよぉ!こんな地味な子に、調子こくなって!」



いや、お前が調子こくなっての。



「神崎さん、あんまりハイジの目の前で、佐々原さんの悪口言わない方がいいよ?」



へらへらっと笑った順平がリエに向かって言った。



「佐々原さん…ハイジの彼女だから、さ!」



リエはすっげー顔で俺と美恵を見比べる。



これは、見せ付けるチャンス。