【完】††Rising††


二人で控室に戻ると



「ハイジっ!」



龍治と礼治が心配そうに近寄って来た。



「ナンツー顔してんだ、神坂兄弟はよぉ!


俺達の演奏で、あいつも観客全員も暁のファンにしてやろうぜ!」



俺がバシっと龍治の肩を叩くと二人は笑顔になった。



「さっすが美恵!ハイジをどうやって回復させたんだ?」



「内緒よ。」



尋ねる龍治にふいっとそっぽを向く美恵。



「んなもん、チチ効果だ。」



俺が鼻を鳴らして笑えば



「お父さんは許しません!」



「…柔らかかった?」



双子、食いつきすぎ。



「まだ触ってねぇよ。」



まだ、な。