【完】††Rising††

「糞がっ!!!」



龍治は拳を壁にぶつけた。



「今日がオフの日だったら…殺してる。」



普段はポーカーフェイスの礼治も怒りが顔色に出ていた。



「悪い…俺が、俺が美恵を守らなきゃいけない立場なのに…。」



二人にも、美恵にも申し訳なくなり



俺はぽつりと呟き、力の弱まった美恵を体から離した。



「わり…俺、外の空気吸って来るな。」



怒りやらショックやら不甲斐なさで訳分かんねぇ頭の俺は



ふらり、またふらりと控室から出て行った。