【完】††Rising††

俺は美恵を抱えたまま近くの大きな公園に着く。



「はぁ〜っここまでくれば大丈夫だな。」



「…ん、あの、離し…て。」



美恵が恥ずかしそうに俯いている。



腰に巻き付けたままの俺の腕をパッと離した。



あ〜ヤベ。



さっきのアングル胸の谷間まる見えだった。



なんか、元気になってきた。



…じゃなくて



「その…勢いとはいえ悪かった。お前は龍治を好きなのにな。」



あー…自分で言ってて切ない。