グツグツグツ 私は、白い湯気を見ていた。 湯気越しだと、皆の顔が曇ってみえる。 皆の話も耳に入ってこないけど、皆が笑うところで 私も合わせて笑う。 顔、引きつってないかな。 鍋の味も分からない。 早く帰りたいよ。 …。 「イクラ、大丈夫か?」 「え?何がですか?」 急に勇輝さんが振ってきた。 勇輝さんに、動揺してるのバレたかな。