命に別状がないと、医師から告げられた私達は、腰が抜けたように体に力が入らなくなった。 まあちゃんは、普段は生意気だけど、やっぱり妹で……震えてた手が愛しかった。 守らなきゃ……… そう思った。 お母さんの細い指に私の指を絡ませた。 お母さん、どんな気持ちだったんだろう。 目の前で 愛する人が倒れた。 きっと 死んじゃったと思ったよね。