「休憩時間、外で待ってていい?」 私はたっくんの服のすそを引っ張った。 振り向いたたっくんは、すごく切ない顔… 「いいに決まってるだろ…」 まだ 彼女なんだね… 細くなっちゃったけど まだ 繋がってるんだね…私達の糸… 恵さんがバイトに来た。 たっくんの力はすごいんだね… 楽しそうに働く恵さんを見て、誰もが私が失恋したって思ったはず… 「もう返さないよ。」 恵さんと交わした言葉は それだけ…