真夜中の向日葵

「あー。面倒くせっ。喋りたかったら喋れ」



……俺様主義もそうだけどさ。

自己チューすぎるぞ、暴走族。



「かんなさんのことも好きだったんでしょ?」

「……姉さん…、あ、かんなさんな。姉さんのことは好きだけど、それは友達としてっていうか…」



姉さん。

この人は、かんなさんのことを姉さんと呼ぶ。

きっと、ユウヤさんよりも、柚羽さんよりも、永輝さんとかんなさんに近い存在だったんだ。



「でもよ、結果がどう出ようと、好きなもんは好きだってはっきり言えばいいのによ。はっきりしないまま死にやがって……」



この人に会えば、真実にたどり着けると思っていた。


永輝さんが死んでいること。

それはもしかしたら、真実ではないんじゃないかと少し思っていた。