まず基本的な話。
1人称と3人称の大きな違いは“語り手の視点”の違いだってことは前に話したと思うけど、ただ単に“私”か“神様”という違いだけじゃ別々のものと考える必要なんてないわよね。
樹さんはそれぞれを書き分ける場合、若干“描写の質”を変えてるんだって。
でもそれはね、質を落とすとか砕けた文章、堅苦しい文章という意味じゃなくって、
『写実的な感覚』
その
『比重』
をどの程度与えるかってこと。
言葉だけじゃよくわかんないよね。
じゃぁいつものように例文を載せるから読み比べてみて。
内容は、珈琲を口にするシーン。
では、どうぞ。