◇その1
『テーマ等の確認』
書き終わったはいいものの、それが本当に当初伝えたかった内容を書ききれているかを検討してみましょう。
例えば、想定していた読者層向けの内容になっているか。
読者層とは年齢層とは違いますからね?
ある特定の年齢、性別、好み等を持った読者を総じて『読者層』と呼びます。
『中高校生の女性で恋愛物好きな読者』
といった具合ですね。
これに沿った内容、例えば漢字の開き具合、会話の内容、恋愛内容等。
まずはそこを検証します。
これがあやふやになっていると読者にシンパシーが生まれにくくなってしまいます。
以前お話しした“コモン・センス”というものですね。
ただ書きたいから書いた。
厳しいことをいえばこれはただのひとりよがり。
作者が楽しんで書くというのは確かに大事。
ですが、誰かに読んで欲しいなら、まず読者が楽しめる作品にしなければなりません。
その努力を怠って「誰にも読まれない」というのは見当違いな話。
これはとても大事なことなので、何よりも先に注意点として挙げておきます。