まず、


「校正ってなに?」


という方のためにこの言葉の説明をしておきましょう。

簡単にいうと『校正』とは、出来上がった原稿をチェックする作業のことです。

例えば誤字脱字であったり、物語上必要でなかったり適切でない文章を修正したりすることですね。

出版物の場合、初稿(出来立てほやほやの原稿)をゲラ刷り(とりあえずの印刷)してそれを編集者が複数人でチェックします。

こうしてチェック、修正、チェック、修正を数回繰り返し、最終的に『完了』とみなされることを『校了(こうりょう)』といいます。

いわゆる完成原稿ですね。

これは場合によって内容の大幅な変更もありますので、ときには10回以上にも及ぶことがあります。

ちなみに樹さんは以前先生である編集者さんに正に10回近くダメ出しと修正を繰り返されたことがあるそうです。

(本気でこのときは泣きたかったです:樹談)


まぁそれはさておき。

では実際に校正をするにあたってどのようなことに注意をしていくかを説明していきますね。