15
 あたしたち二人は激しく性交し終わって、オーガズムに達すると、自然と互いの性器同士を離す。


「喉乾いてるでしょ?」


「ええ」


「今、冷蔵庫から冷たいミネラルウオーター持ってきてあげるから」


「ありがとう」


 あたしが礼を言うと、喬が冷蔵庫まで歩き出した。


 中を覗くと、冷えたミネラルウオーターが二本あるらしく、彼が二つのボトルを一緒に持ってベッドの方へと来る。


「冷えてるから喉越しがいいと思うよ」


「そうね。こんなに蒸し暑いからね」


 あたしがボトルのキャップを捻り開けて、ゆっくりと呷り始めた。
 

 喬もキャップを捻って、中にある冷たい液体を飲み始める。