その後、お楽しみタイムだ。


 そう、あたしたちはまた体を重ね合う。


 性行為は愛し合っている男女なら誰もがすることで、年齢など関係ない。


 愛おしく思える人を抱くのに抵抗を持つ人間はまずいないだろう。


 そして時間は着実に流れていく。


 あたしたちの休暇も終わりに近付きつつあるのだ。


 このバカンスが終われば、あたしも喬もまた日本での生活へ舞い戻る。


 退屈な時間は要らないと、あたしが何度思ったことか……?


 それだけ、あたしはキュロールを営業していくのに倦怠感を覚え始めていたのである。


 だが、食べていかないといけない以上、仕方なかった。


 幸い、クラブの営業はきつい肉体労働じゃない。


 完全にサービス業だから、あたしは体が十分続くのである。


 部屋に着くと、喬が背後から、いきなり体に触れてきた。