□□ 「優太!それ私のやし!」 「ぼさっとしとるからいらんのかと思ったし。」 「ふざけんなアホー!」 最近“優太”と呼ぶことに違和感がなくなってきた。 翔太も特に怒らなくなった。 「つーか何でお前おんねん。文化祭くらい2人で回らせろ。」 ぶっきらぼうにギロリと優太を睨む翔太。 それを優太はおかしそうに笑顔で 「いーやっ♪」 「「…。」」 そう、今日は文化祭。 クラスの出し物は特になく、ブラブラ出店を回っていた。