――――――――――…… 「ひーまー!」 「んじゃ、海にでも行くか?」 「暑いから外に出たない。」 只今夏休み真っ只中。 課題とかあるけど、やる気起きんし、何より翔太がおるのにそんなつまらんことできひんやろ? でも暇なもんは暇。 ボケーッとベットに転がって雑誌を読んでいた。 「じゃあさ…。」 「ん?」 キシ…… 「いいやろ?」 振り返ると妖艶な笑みを浮かべる翔太。 ――この笑顔初めて見る…。 気づいたら私は頷いていた。