Monochro world


―――――――――――……



「宇美ー?着いたよー?」



「ん……」



着いたのはある巨大百貨店。



――何しに来たんやろ?



「なぁ、優太?何しに…」
「うぅ…。わぁーん!」



起きたばかりの宇美がぐずりだした。



「あ。ちょっ!待ってや宇美!」



急いで後部座席に移動して宇美のそばに行った。




「――姫さん泣き止みましたー?」



「うん。大丈夫。」



5分ほどで泣き止み、私は宇美と手をつないで店に入った。