「え?」 いまいちようわからんねんけど… 前を向いていた優太の顔が、テールランプに照らされると、こちらを向いた。 「やから、同じマンションやからこそ毎回送り迎えができるんやろ?…俺、チャラチャラしてそうに見えるかもしれんけど、澪も宇美も大好きやから心配やねん。」 そう言うと、前を向いて再びハンドルを握った。 どんな表情をしているか顔は見えへんかったけど、私の顔は真っ赤やと思う。 胸がキュンとして、苦しくなった。